Monitor Audioは、全てのスピーカーがクラストップのサウンドと質感の高さを両立しており、そのコストパフォーマンスの高さにはいつも驚かされます。その秘密はどこにあるのでしょう?機械式時計で考えてみましょう。高級時計のみを製造している高級メーカーは、贅を尽くした唯一無二の時計を作る事ができますが、生産性からコストは度外視となりがちです。逆に低予算で勝負しているメーカーは、精度は良くても質感がイマイチだったり、総合的に優れた時計を作る事は難しくなります。世界で認められる素晴らしい時計メーカーは数多くありますが、広い価格レンジでシリーズを擁し、量産も可能な総合メーカーが、精度と質感、そしてデザインといった多くの要素で満足できる万人にお勧めできる時計を造れるのではないでしょうか。
Monitor AudioはトップエンドのPlatinumからMASSまで実に7シリーズを抱え、ユニットを含む全てのパーツを自社内で製造できる総合メーカーです。時計業界ではこのことをマニュファクチュールと呼びますが、各シリーズにおけるパーツの共通化や素材の大量購入など、実現できるメリットは数多く存在します。そして忘れてはならないのが、ハイエンドスピーカーのために生み出された新技術を、全て自社開発だからこそ確実に他のシリーズに搭載できるという利点です。4世代目となったBRONZEシリーズはまさに総合メーカーの底力を感じさせる、バリューシリーズです。そのサウンドクオリティと造形の美しさは完全にクラスの枠を超えています。
オーディオ業界のマニュファクチュールMonitor Audio。
新しいBronzeを見て、聴いて、触ってください。必ずご納得いただけるはずです。
Gold C-CAM Rear Chamber Design
Bronzeに採用されるGold C-CAMは再生周波数こそ30kHzと兄貴分であるSilverに搭載されたGold C-CAMの35kHzにわずかに及びませんが、奏でられるサウンドはMonitor Audioに期待する高域そのものです。ハウジング内の通気口が、マグネット外周を流れる空気の通り道を確保し、リア部に設けられたチャンバーへと運びます。不要振動の大幅な低減と優れた減衰特性の実現につながりました。またC-CAM素材のドーム形状見直しと、駆動機構の改良も同時に行われており、ブレークアップポイントを可聴帯域外に追いやる事に成功しています。 | ![]() |
C-CAM Woofer Driver
航空宇宙産業用に開発されたアルミ/マグネシウム合金の表面にセラミック硬化処理を施したC-CAM。新しいBrozne用のC-CAMドライバーは1ピース構造となりその強度をさらに高めました。もちろんその軽さは特筆すべきポイントであり、入力された信号に対し恐ろしく速く反応します。アルミニウム製ボイスコイルは、特殊なカップリングデザインにより表面のC-CAM素材自体をヒートシンクとして使用することで効果的に冷却されます。どのような音量時でも正確な動作を保証するクレバーな設計です。エッジ部分はより薄く改良され140mmと165mmの両ドライバーは実稼働範囲を拡大。タイトなサウンドはそのままに力強さに一層のアドバンテージを得ています。 | ![]() |
Bolt-Through Driver Design
ユニットは従来同様キャビネットの後方よりテンションロッド1本で固定。ドライバーに均等のクランプ力が掛かることで正確な動作が可能となるだけでなく、従来はフロント面にマグネットを含むドライバーの全重量がかっていた問題を解決。不要なテンションがキャビネットに及ばないため、長期間安定したドライバー性能を発揮します。清潔感あるクリーンなデザインにも繋がるこの技術は、外観とサウンドに一挙両得なPlatinumシリーズまでもが採用するMonitor Audioの核技術のひとつなのです。 |
Other Technology & Topics
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キャビネットは堅牢な18mm厚のMDFを用い、独自のクロス・ブレーシングにより非常に高い剛性を確保しています。プレミアム品質のヴィニイルべニアによる表面の仕上げはリアルウッドと遜色ない質感を実現しており、ブラックオーク、ホワイトアッシュ、ウォールナット、ローズマホガニーの4色からお選びいただけます。またMonitor Audioの独自技術であるHiVeポートは、ポートノイズの減少と共に低域の高速なレスポンスに貢献しています。 |
Finish
※WHITE ASH(WA) – 受注オーダー