Playback Designs プレイバックデザインズ
唯一のDSDマルチレコーディング機であるSONOMAの設計に携わり、DSD信号をPCからUSB伝送するDoP(DSD Audio over PCM Frames)方式の生みの親として知られるAndreas Koch(アンドレアス・コッチ)。Playback Designs(プレイバック・デザインズ)はAndreas Kochが2007年に立ち上げたハイエンドオーディオ・ブランドです。 br> br>
生み出される製品にはDSDという究極のデジタルフォーマットを再生する為の卓越した技術が盛り込まれています。PLL回路を使用せずに完璧なジッターレス信号を取り出す事を可能としたPDFAS。DACチップに頼らずオリジナル・アルゴリズムにより、入力信号をDSD信号に変換するFPGAを搭載したディスクリート構成のD/A回路。Playback Designsは世界最高峰のテクノロジーを詰め込んだ製品群によって多くのファンを獲得してきました。 br> br>
世界のデジタル技術を牽引してきたAndreas Kochの経歴は輝かしいものです。
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〇1982年 – 1984年:STUDERにて、まだテープが主流だった時代に、2chとマルチチャンネルのPCMレコーダーの開発を担当。 〇1984年 – 1987年:当時アナログ技術中心だったDOLBY社が、デジタル分野の強化のためにAndreasを招聘。現在まで続くDOLBYオリジナル・デジタル技術の基礎を構築。 〇1987年 – 1992年:STUDERに再び戻り、マルチチャンネル録音を可能とする最先端のハードディスクレコーダー等の開発を担当 〇1992年 – 2003年:SONYにて録音をアーカイブとして残す技術としてDSD方式の開発を担当。その後、ソニーがフィリップスと共同で行った、DSD方式を用いた新しいメディアである”SACD”の開発において中心的な役割を果たす。 |
1996年にはDSDで唯一のマルチチャンネル録音を可能とする”SONOMA”システムを開発。 br> br> br>
〇2003年 – 2007年:技術コンサルタント会社AK Designとして独立し、多くの企業へデジタル技術を提供。 br> br>
〇2007年 – 2015年:自身初のブランドPLAYBACK DESIGNSを立ち上げる。MPS-5、MPD-5を発表し、瞬く間にハイエンドブランドとして認知される。2012年にはDSDを普及させるために、PCMを転送するファイルコンテナを用いて、ドライバーを使わずにUSBでDSD信号の転送を可能とした「DoP方式」を開発。ハイレゾ音源の普及に大きく貢献。 br> br>
〇2015年 – 2020年:2015年に日本限定モデルMPS-5 LTDを発表。2018年にPLAYBACK DESIGNSの集大成と言える究極のセパレートSACDプレイヤー MPT-8、MPD-8を発表。2019年に一体型のSACDプレイヤーMPS-8、2020年にステレオパワーアンプSPA-8を発表。