Alpha DAC Reference

Absolute Sound 2014年9月号

Gold Ear Awards 受賞

カスタムメイドコンポーネント・パーツ

Alpha DAC Referenceのサウンドコンセプトを具現化する為には既存のコンポーネント・パーツでは不可能であり、Alpha DAC Referenceの為に作られたパーツが必要でした。しかし、3年に及ぶ開発期間とサプライヤーの協力を経てカスタムメイドコンポーネント・パーツが供給可能になりました。また、既存のパーツにおいてもセレクトグレードのパーツを採用。細部に至るまで妥協の無いパーツを使用し、DAコンバーターとしての基本性能を著しく向上させています。

独自のアルゴリズムによるアップサンプリングシステム

Alpha DAC ReferenceにはBerkeley Audio Design独自のアルゴリズムによるアップサンプリングシステムが導入されています。既存のサンプルレートコンバーターを使用したアップサンプリングで はなく、ハイエンド・オーディオのノウハウが凝縮された音楽性の高いアップサンプリングシステムです。また、高品質DACチップ、カスタムメイドコンポーネント・パーツ、セレクトグレードのパーツを使用したことにより、Berkeley Audio Designのサウンドコンセプトを完璧に実現するDAコンバーターを完成させました。

カスタムメイド高精度クロック

デジタルデータ転送のクオリティを決定づけるクロックには、Alpha DAC Referenceの為に製造されたカスタムメイドの超高精度クロックを採用。ジッターを最小限に抑え、DA変換後におけるオーディオ特性の大幅な向上を実現しています。

フルバランス回路

アナログ出力にはアンバランスRCA出力1系統と、バランスXLR出力を1系統装備。バランス回路は完全なフルバランス回路を採用。アンバランス出力のシングルエンド段と完全にセパレートされています。また、Alpha DAC Referenceの為に採用されたセレクトグレードのオペアンプを使用しています。

セラミック基板

DACセクションを中心としたメイン基板にはセラミック基板を採用。セラミックは高い絶縁性に加え耐熱性にも優れており、ノイズの抑制及び避けられない機器の発熱対策に貢献し、音質向上を貢献します。

高剛性アルミニウムシャーシ

強度と耐食性に優れた最新素材6061-T6アルミニウムビレットを使用した単板削り出しシャーシを採用。高精度の機械加工により生まれた超重量の肉厚なボディーは、極めて強固かつ耐振動性に優れており、内部の共振・外部からの振動を強力にダンピングします。内部は各基板をセパレートするように形成し、基板間をFFCで僅かな隙間を通す様に配線。電気的シールド効果により音質に悪影響を与えるノイズを防ぎ、各モジュールの干渉を防ぐ細心の注意が払われています。完璧な安定性とセパレーションを実現したシャーシにより、各セクションのパフォーマンスを最大限に引き出します。

電源部

メイン基板と完全にセパレートされたリニア電源を搭載。低ノイズ、低歪な電源供給を実現する大型EIコアトランスを2基搭載し、各セクションに理想的な電源供給を行います。

HDCDデコーディング/デジタルフィルター

HDCDデコーディングが可能。また、Pacific MicrosonicsのPMD-100とPMD-200をシュミレートしたフィルターを含む4つのデジタルフィルターを選択可能。