■スピーカーの内部構造
1.25mm のアルミニウムドームATT(Aspirated Tweeter Technology) ツイーターは22kHz の高い周波数までカバーし、高音域の細やかな質感を再現。
2.アルミニウム製ミッドレンジユニットを駆動するのはネオジウムマグネットモーター。スムースで強力な駆動によりカラーレーションを取り除きます。またミッドレンジに採用されてたモダン・ショートのFEA(Final Element Analysis) 技術は、ユニット内部でヒートシンクの様な動作をし、過度な熱による音質劣化を低減します。(スピーカーグリルはユニットに付属)
3.アルミニウム製ウーファーユニットはダイキャスト製のユニットボディの選択により振動に配慮。 またウーファーユニットをリング型サポートパーツで固定するV-Form Technology により優れた振動対策を実現し、ドライブ部分の安定性を確保します。 ボイスコイル部分は軽量・硬質の金属で知られるチタンで構成されているため長耐久を誇ります。 またチタンは過度な熱を蓄えない為、熱ダレによる音質劣化を低減します。(スピーカーグリルはユニット毎に付属)
4.内壁は定在波を効果的に抑制するように加工を施す事によって音の回折を低減し、キャビネットの不要振動と内部定在波を排除し音場表現に優れます。
5.キャビネットはモダンショートの特許の特種合成樹脂から作製。 非常に効果的なダンピングが効いており、非常に正確な音場再現やバランスの良い全帯域の倍音再生、またスムースなレスポンスを獲得しています。
6.ウーファーユニットとミッドレンジユニットの後部を、 キャビネット背面方向から出ている特種合成樹脂の柱で支える構造を採用。 優れた振動対策で伸びやかな中低域を獲得します。
7.キャビネット背面方向から出ている特種合成樹脂の柱数本で、内部キャビネットを補強する事でスピーカー全体の鳴きに対してほぼ完璧な振動対策を行っています。
8.ネットワークはシンプルなクロスオーバー設計で リニアな信号伝達を実現。 独自回路のDVP (Dual Value Parallel) にClarity Cap の高解像度コンデンサーを使用し、スムースな信号伝達を行います。
9.高さ調節可能なスパイクを付属し振動対策に配慮。高さを調節し、ガタつきのないセッティングが可能です。
10.横長のバスレフポートにより空気分散がスムーズで、低音域は伸びやかに再現されます。
11.幅を小さくしたバッフル面は乱反射による音への影響を無くし、正確な音場を獲得します。
12.スピーカーターミナルはTri-Wiring 仕様。
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上図6.7部分の詳細
Bはスピーカー全体の内部構造部分の説明 6を表し、Aは7を表します。
ウーファーユニットとミッドレンジユニット自体の後部とユニットを支えるネジ部分を、キャビネット背面方向から出ている特種合成樹脂の柱で支える構造を採用する事で、スピーカー全体の鳴きに対してほぼ完璧な振動対策を行っており、優れた振動対策で伸びやかな中低域を獲得します。
ATT (Aspirated Tweeter Technology)
Performance (パフォーマンス) シリーズはMordaunt-Short (モダン・ショート) のパテント技術、ATT (Aspirated Tweeter Technology) をツイーターに採用。
大きく目を引くのがツイーター部分に吸気口があり、これは効率的な吸気に配慮した配置となっています。 これはまさにツイーターが呼吸している状態で、吸気をしないツイーターに付きまとう歪の問題を解決します。
その呼吸する穴である吸気口サイズはそれぞれ径を変化させており、特定の周波数での歪を発生させない様にしています。
またツイーター部分のパーツをエンクロージャーから浮かせて切り離されている構成で、言いかえればツイータードライブユニット用のエンクロージャーが個別にある構成と言え、 この工夫によって、キャビネットの振動によるツイーターへの悪影響を防いでいます。
これらの技術により、オープンで伸びやかな、また細やかな高音域の表現を可能にしています。