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SPA-8

ABOUT

ハイパワーなパワーアンプを作るのは難しいことではありません。しかし、どのようなスピーカーもハイパワーでドライブし、かつ低歪み、高S/Nでピアニッシモから大音量まで、あらゆる状況でスムーズに駆動する。このような高い音楽性を持つパワーアンプを作るのは非常に難しいことです。
デジタルのエキスパートである Andreas Koch の頼もしい相棒であり、アナログのエキスパートである Bert Gerlach のノウハウの集大成となるSPA-8の開発は、3年間でトータル1,500時間を超え、ほとんどの回路が全く新たに開発されました。その結果、上記の難しいタスクを実現した唯一無二の表現力を持つパワーアンプが完成したのです。

SPA-8

¥12,000,000-(税込 ¥13,200,000-)

Model: SPA-8
2020年11月10日発売(受注生産)

FEATURES

デュアルモノ設計のアンプ回路、徹底的なディスクリート設計、先進的なコンポーネントの導入、ノイズの影響を排すためのあらゆるセパレーション、低インピーダンス設計、巧みな基板レイアウト設計・・・コストを抑えず、全く妥協の無い姿勢は、重量137kgに及ぶ巨大な筐体という結果にも表れています。
マッシブなルックス通り、定格出力1600W×2ch(4Ω/ ※ピーク電流150A)のハイパワーですが、このアンプの魅力はそれだけではありません。Dream Seriesプレイヤーのアナログ・ライクなサウンドにマッチするよう、SPA-8もまたこれまでのソリッドステート・アンプの次元を超えた表現力を秘めています。これまで聴いてきた音楽が新たな顔を見せる。ハイパワーかつ繊細な新世代のパワーアンプの誕生です。

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■ Circuit Design

SPA-8は、デュアルモノ設計のアンプ回路を採用。Playback Designsの理念とも言えるディスクリート構成のClass-Aで動作する入力段及び電圧増幅段を経て、Class-Aプリ・ドライバー段及び、ドライバー段を構成しています。全ての回路は完璧なバランス伝送となるように対称性を維持したレイアウトになっています。最後は、Class-ABで動作する1ch当たり200W×20個の高出力バイポーラ・トランジスタが奢られた超強力なパラレル・プッシュプル出力段で構成されています。パワーと繊細な音楽表現を兼ね備えた妥協の無い仕上がりです。


■ Thermal TRAK technology for ultra-fast and precise bias

出力素子にThermal TRAK出力トランジスタを採用。これは3ピンのトランジスタと異なり、バイポーラ・トランジスタと温度検出用ダイオードを一つにした5ピンのデバイスです。トランジスタを流れる電流量による温度変化を、温度検出用ダイオードでリアルタイムに素早く検知しデバイス内の温度変化にほぼ瞬時に反応します。その上計測された温度は、ヒートシンクやトランジスタケースなどの外部温度よりもはるかに正確です。


■ The Bias Generator

一部の見解では、「バイアス電流は安定していなければならない」とされていますが、実際歪みを最小限に抑えるためには、バイアス電流を状況に応じて変化・調整する必要があります。また、いずれにしてもバイアス電流は温度によって変化します。
SPA-8に備えられたディスクリート・バイアス・ジェネレーターは、上記のThermal TRAK出力トランジスタを使用し、バイアスを一瞬のうちに調整します。常にバイアスを最適な状態に保ち、使用状況に応じて歪みを最小限に抑える。インピーダンスも低く抑えられており、優れたハイスピード・リアルタイム・バイアス調整回路に仕上がっています。


■ Power Supplies

優れたパワーアンプには、強力かつ低ノイズな電源が不可欠です。SPA-8は、いかなる負荷に対しても低歪み・高S/Nを実現しながら、余裕をもってスピーカーをドライブするために47,000μFの平滑コンデンサ×6と、特別に電磁シールド処理された巨大な1800VAトロイダルトランス×2を搭載した超強力な電源部を搭載しています。コンデンサ間の接続は、インピーダンスを下げるため高純度の銅製バスバーで接続した上、振動対策として約2cm厚の硬質な樹脂ボードを重ねており、サウンド改善のための細かな配慮が光っています。

消費電力が小さいオーディオ回路は、小型トランスから成る個別に設けられたローノイズ電源回路から供給されます。上記の強力なメイン電源からセパレートされて、相互の影響を排する低ノイズ設計です。


■ Circuit Separation

各回路は完全に独自の基板(PCB)か、巧みなレイアウトによりセパレーションされており、回路間の干渉は皆無です。また、コントロール信号の基板間配線は、アナログ信号回路への影響を防ぐため、電気信号を光に変換し再び電気信号に戻す素子Optocoupler(オプトカプラ)を使用し、ST-Link接続同様電気的に絶縁する徹底ぶり。ノイズを徹底的に排し、各回路のパフォーマンスを最大限に引き出すDream Seriesの設計思想は、パワーアンプであるSPA-8にも活かされています。


■ Standalone Processor Supervised System / Display

SPA-8は保護回路にも手抜きはありません。各chにはスタンドアローンでマイクロプロセッサが設けられ、アナログ回路の温度、電流、電圧、電力を常に測定し、異常時にはチャンネルの出力をミュートすることでアンプとスピーカーを保護します。上記の各チャンネルに備わった2つのプロセッサに加え、フロントパネルの2つの計4つのプロセッサがあり、これらはそれぞれスーパーバイジング機能を持っています。これらのマイクロプロセッサは、ディスプレイと同じく全て共通の周波数の比較的低速な内部クロックを使用しています。

複数のクロック搭載は多彩な表示が可能なディスプレイの採用や、クイックな操作性の実現など、多くのメリットがあることは事実です。しかしそこで避けられないのは違う周波数を用いることで起こるディファレントビート現象による音質劣化です。SPA-8は、多少レトロな印象も与える赤のディスプレイとなっており、操作ボタンを押した時の反応は、少し遅いと感じる事でしょう。しかし、これはディファレントビート現象を嫌い、ほんの少しの「サウンドの劣化」をも排除するPlayback Designsのこだわりです。素っ気ないディスプレイも全ては音のため。Dream Seriesの根幹を成す徹底的な高音質設計はこうした小さなこだわりの積み重ねが実現させているのです。


■ Other Features

・ニール・フェイ・カンパニーのインダストリアル・デザイナー、アレックス・ラスムッセンによる全面からボルトを排除した美しいデザイン
・Furutech製のスピーカーターミナルを採用。コンダクター部に表面24K金メッキ処理されたピュアカッパー(純銅)素材が使用されており、伝導性と接触抵抗を最小限にしたコネクターによってピュアなサウンドの一助となっています。
・クリーン・パワーテクノロジーのリーディングカンパニーとして世界中で認知されているIsoTekのフラッグシップ電源ケーブル”EVO3 Ascension”が付属(長さ:2m, 型番:EVO3 ASC20A/2.0m)。高い伝送能力と徹底した高S/N設計は、SPA-8のパフォーマンスを極限まで引き出します。


SPEC

Stereo Power Amplifier

出力1,600W×2(4Ω), 800W×2(8Ω)※バイワイヤリング接続対応
周波数特性10 – 100 kHz(-3dB)
S/N比98dB (1W, 8Ω, 20Hz-22kHz)
THD+N0.00054% (1kHz, 400W, 8Ω)
入力系統バランス(XLR)×1
入力感度1.7 Vrms
入力インピーダンス44.7kΩ
電源コンセントIEC 3P, 20A×1
システムコントロールREMOTE/RJ-45×1
消費電力< 1W(スタンバイ時)/ 300W(無負荷時)/ 3000W(最大)
サイズW730 × D870 × H340 mm
重量137.0 kg

●HPの写真は実物とは多少異なる場合がありますので、お求めの際は店頭でお確かめください。
●外観、仕様、価格などは予告なく変更する場合がございます。

 

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