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HYPHN

ABOUT

2023年の東京インターナショナルオーディオショウで初お披露目、その一風変わった見た目で注目を集めたMonitor Audioのフラッグシップモデル、HYPHN(ハイフン)がいよいよ発売となりました。
変わった見た目に注目してしまいがちですが、Monitor Audio社がこれまで50年の間に育んでき職人技・知識・経験を惜しみなく注ぎ込んだ傑作でもあります。
なぜこのフォルムになったのか?そこには同社なりの理論に基づく理由があります。

HYPHN

¥13,500,000-(税込 14,850,000-) / ペア

HYPHN MHG / 4571408319064
HYPHN MBK / 4571408319071
HYPHN SW / 4571408319088
※受注オーダー品
2024年2月20日発売

COLOR

Matte Haritage Green (MHG)

Matte Black (MBK)

Satin White (SW)

FEATURES

HyphnはMonitor Audio社の”透明なデザイン哲学”の一環です。

同社は、究極のスピーカーとは「アーティストによって生み出された音を透明なまでに忠実に再現できるもの」であると考えています。そのために、物理的なデザインはどんな環境であってもその考えに沿って、透明性の追求と調和する必要があります。Hyphnはデザインとテクノロジーのバランスを保つ研究開発の哲学に基づいています。どちらも互いに圧倒せず、音楽の中立性と音響の透明性の実現を約束する上で両方が重要な役割を果たします。Hyphnは、周囲の環境に違和感なく調和するように設計されています。完璧なバランスが保たれたデザインにより、生涯にわたって生活に溶け込んでくれるでしょう。


Monitor Audio社が50周年の節目に作り上げたこの製品。
製作のすべてはWEBカタログでぜひゆっくりとご覧ください。

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■M-Array
Hyphnの印象的な外観は各スピーカーユニットの構成によります。通常、音質は外観的なデザインは二の次とされています。実際、Hyphnの設計アイデアは、ユニットを最適な位置で(仮想)空間に浮かばせるところからスタートし、デザインチームはそれを中心にキャビネットの物理的な設計・形状を考え出しました。その “最適な位置” を実現するために奇抜なデザインを考えたわけではありません。M-Arrayの形状を採用した事でユニットの最適な位置を実現し、おのずとM-ArrayがHyphnにとって最も重要な部分のひとつとなりました。
M-Arrayはミッドレンジとツイーターを組み合わせたコンパクトなマルチドライバーで、バスドライバーが2つずつ収められた2本の柱のちょうど中央に配置されています。6つのミッドレンジドライバーはPlatinumシリーズのドライバーよりわずかに大きな合計表面積を有しており、大きく二つのメリットがあります。


①各ミッドレンジは非常に広い帯域幅を持ち、従来のツイーターの範囲の多くをカバーすることができます。これによりツイーターへのクロスオーバーが最もスムーズになり、ひずみが極めて低くなります。


②従来のDCドライバーはツイーターの導波管を形成するミッドレンジ・ダイアフラムの変位による相互変調歪みに悩まされていました。
これは、ミッドレンジが動作する最低周波数をコントロールすることでかなり低減できますが、完全に取り除くことはできません。Monitor Audio社のツイーター・ウェーブガイドは固定されており、ドライバーはツイーターの周囲にフラットなバッフルを形成するため、相互変調歪みが発生することはありません。

MPD [Micro Pleated Diaphragm]  III High Frequency Transducer

M-Arrayの心臓部、6基の51mmミッドレンジドライバーの中心に正確に配置されているのはMPD [Micro Pleated Diaphragm] 高周波トランスデューサーです。 従来のドーム型より遥かに広い表面積を持つ低質量プリーツ型振動板を使用したこのトランスデューサー(ハイル・ドライバー型)は、プリーツを素早く絞り込むことで超高速アコーディオンのように動作し、スムーズでワイド、かつ自然な高速レスポンスを実現します。その結果、歪みが無くより正確でリアルなサウンドを実現し、すべての帯域で極めてナチュラルかつフラットな特性を実現しています。また、振動板はドーム型ツイーターの約8倍の表面積を有しますが、これは、ドーム型ツイーターと同じ出力を得る時に比べて1/8の振動幅しか必要しないことを意味し、極めて高いパワーハンドリングと能率を獲得しています。

RDT [Rigid Diaphragm Technology] III Cone

超軽量かつ高強度なこのドライバーは、完璧なピストン・モーションを実現します。振動板は積層構造の複合ダイアフラムで、コア(中心素材)はNomex(登録商標)のハニカムです。表面は Monitor AudioおなじみのC-CAM(セラミック・コーテッド・アルミニウム/マグネシウム合金)振動板。裏面はカーボンファイバー織布という素材の異なるサンドイッチ構造で構成されています。またコーン形状はセンターホールを排した精度が高い放射状を形成しています。この優れた素材と完璧なフォルムにより、ベンディングから完全に解放された完璧にアキュレートなピストン運動を、凄まじいスピードで実現します。MPD IIIは、300Hz以上の音域で8dB以上の歪みの低減を実現しています。
RDT IIIでは新たにリアレイヤー2層のカーボンファイバー織布を新採用。強度の向上により、パワーハンドリングリングが向上し、歪みは極限とも言えるレベルに低減されました。また、ドライバーの帯域を拡張するためにコーン・エッジと、ブレークアップを抑制するためラバー・エッジも最適化されています。
Hyphnに51mmのミッドレンジ・ドライバーを6基も搭載したのは、何よりもパフォーマンスが理由です。歪みを減少させ、ボーカルを効果的に投影するために、可能な限り多くの表面積を確保することが重要でした。また、ドライブユニットの放射面積が小さいほど、指向性が広くなり、室内での一体感が高まるためです。

■Powerful, Force-Cancelling Bass Drivers

Hyphnの圧倒的なスケールと威厳は、8基ものパワフルな203mmのバス・ドライバーによってもたらされます。各4基が正確に配置され、キャビネット内にしっかりと固定されています。4組のバス・ドライバーはそれぞれ互いに内側を向いて配置されています。それらは、厚さ25.5mmの金属棒と幅広のキャビネットを貫通するスルーボルトの固定具によってしかりと固定されています。
フォース・キャンセル・ドライバーのコンセプトは単純で、両方のバス・ドライバーのコーンに同じ力が加わえられるということは、同じ力が反対方向に加わることになります。2つのバス・ドライバーをペアで対向させると、一方の反力は他方の反力と同じになります。つまり、ドライバーからの振動力は、ドライバー自体の内部にも、キャビネットの中にも、ほとんど伝わらないのです。その結果、キャビネットはほとんど無振動となり、リスナーの耳には純粋・クリーンでディテールに富んだサウンドしか聞こえてこなくなります。

■Crossover

Hyphnは、低音のコントロール、レスポンス、ダイナミクスを強化し、さらに高音とアッパーミッドレンジを通して卓越したディテールを実現するように設計されています。クロスオーバーは、全周波数帯域にわたって正確でコントロールされたパフォーマンスを保証するために特別に設計されています。
Hyphnのすべてに言えることですが、振動や機械的共振を抑えるためにワイヤーを束ねるワニスでインダクターを焼き付けるところなど、細部にまで配慮が行き届いています。セラミックワイヤーワウンド抵抗は電力圧縮を低減し、また、Monitor Audio社が望んだ最大パワーハンドリング(800W)を達成するために、必要に応じて2倍、4倍にされています。
低音域、中音域、高音域の各セクションには、クロストークと磁界を最小限に抑える個別のPCBが使用されています。ボードは、隣接するインダクター間の相互作用を最小限に抑えるよう慎重に最適化され、キャビネット内のゴム製アイソレーション・フットに取り付けられているため、PCBやコンポーネントを伝わる振動を防ぎ、音質を向上させています。

■Cabinet

Hyphnの独創的なキャビネットは、熱成形されたミネラルとアクリルストーンで構成されています。その後、キャビネットは精密にフライス加工されます。その結果、完全な高剛性構造を実現し、ドライブユニットが理想的なプラットフォームで動作できるようになります。この天然不活性材は、Hyphnのエンクロージャーに最適です。強化リブとブレーシングを内蔵し、フォース・キャンセリング・バス・ドライバー周辺の内外肉厚を12mmから24mmとした結果、ほとんど振動のないキャビネットが完成しました。
建築用語で「ハイフン」は2つの別々な構造物をつなぐものの意味がありますが、HyphnにおいてはM-Arrayを含むブリッジが、バス・ドライバーを収めた2本のキャビネットを物理的につなぐ唯一のものとなっています。デザインチームはHyphnの左右に分かれる2つのキャビネットを底面部で固定せず、音質面向上の最大化はいうに及ばず、美しいデザイン設計を心掛けマスターピースに仕上げました。

SPEC

Floorstanding Speaker

形式3-way・バスレフ型
周波数特性(-6dB)18Hz ‒ 60,000Hz
能率(2.83v@1m)86dB
インピーダンス
定格入力800W
推奨アンプ出力200 ‒ 1,600W
クロスオーバー周波数350 Hz, 3,7000 Hz
ユニットMPDⅢ ツイーターx1, 51mm RDT Ⅲ Mid ドライバーx6 (フラットタイプ), 203mm RDT Ⅲ Bass ドライバーx4 (フラットタイプ)
サイズH1392 × W502 × D520 ㎜ (脚部/スパイク含む)
重量106.9kg/台
仕上げMatte Haritage Green (MHG),Matte Black (MBK) ,Satin White (SW)

●HPの写真は実物とは多少異なる場合がありますので、お求めの際は店頭でお確かめください。
●外観、仕様、価格などは予告なく変更する場合がございます。

 

NASPEC

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