Monitor AudioにとってSilverシリーズは、全シリーズで最も販売数が多く常にクラストップのシェアを維持し、長い伝統を誇る大切なシリーズです。Silverシリーズには、エントリークラスからワンランク上のスピーカーへ買い換えを検討するユーザーこそ大切にしたいという思いが込められています。少しのレベルアップでは満足は得られません。劇的な変化を求めているはずです。
第7世代のSilverシリーズは、上位機種Gold-5Gの技術と、大きなブレイクスルーを果たしたBronze-6Gの技術が惜しげもなく導入されました。フラッグシップPlatinumシリーズから続くハニカム状のメンブレンにインスパイアされた、RST(Rigid Surface Technology)II ドライバー。Goldドームツイーターのパフォーマンスを大きく推し進めたBronzeのUD(Uniform Dispersion)ウェーブガイドは第2世代に。それぞれのシリーズの優れた技術が凝縮されており、新たなMonitor Audioの顔となることを予感させます。 |
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また、ラインアップには、Dolby Atmosイネーブルドスピーカーである Silver AMSが加わり。センター、FXもこれまでどおりラインアップ。ラインアップ全てが8Ω仕様でマルチチャンネルの対応も完璧です。2021年のワールドスタンダード・スタンダード・スピーカー。それがSilver-7Gシリーズです。 |
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Hexagonal Pattern Grille | 高い透過性とデザイン性を併せ持ったハニカム・パターンのパンチングメタル・グリルは、新導入されたUDウェーブガイド IIのパフォーマンスを発揮するため、オープンエリアを増やし形状を最適化しています。耐久性も質感も考慮され、新たにプレミアム品質のステンレス・スチールで形成されました。 |
Magnet | Silver-7は、特性改善のため前機種のプレート型ネオジム・マグネットをリング型に変更。リニアリティが向上しました。 |
Vented Surround | エッジの裏に4つの通気口を設けたハウジングは、マグネット外周を流れる空気の通り道を確保し不要な振動・圧力をチャンバー側に逃がし、不要振動の大幅な低減と優れた減衰特性の実現につながりました。特にクロスオーバー付近の歪みの減少に効果的に働き、高い磁束密度を持ったネオジウム・マグネットと相まってリニアリティの高い高音域再生を実現。呼吸をするようにストレスなく動作することを可能にし、ナチュラルな再生音に寄与しています。 |
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1.均一な放射特性 | UDウェーブガイドIIにより、ツィーターの音域全体において、フラットで優れた放射特性を実現。「スィートスポット」から角度がある位置でも著しくトーンバランスが変化せず、リスニングポジションの柔軟性が得られます。 |
2.タイム・アライメントの改善 | UDウェーブガイドIIにより、ツィーターのボイスコイルをフロントからより深い位置に設置することが可能になりました。ツィーターとMid/Bassドライバーは、水平線上でより近い位置での設置が可能になり、ユニット間のタイム・アライメントが改善。マルチウェイスピーカーの弱点を克服しています。 |
3.指向性の向上 | Silver-7Gでは特性の改善のため、新技術としてエッジ・ドーム間にコンプレッション・リングを追加。10kHz以上の帯域でツイーターの感度を向上させました。UDウェーブガイド自体もリングと併せて最適化されており、再生帯域全体でフラットな特性と歪みのないサウンドを獲得、大音量時でもクリーンでストレスのないパフォーマンスを発揮します。 |
4.指向性の向上 | UDウェーブガイドIIにより、ツィーターは優れた放射特性を実現しながらより低い帯域の再生が可能になりました。そのため前世代に比べTWとMID/Bassドライバー間のクロスオーバー周波数を低くすることが可能になり、クロスオーバー付近の帯域の指向性を向上させています。Bass/Midドライバーを搭載するSilver 50/100/200-6Gにおいては、サウンドイメージの向上に特に効果的に働きます。 |
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RST(Rigid Surface Technology)II | メンブレン表面に放射線状にディンプル(窪み)加工を施し、薄さ軽さを損なうことなくコーンの剛性を大幅に向上させるRSTが第二世代へ、Platinum/Goldシリーズにインスパイアされたハニカム状のディンプルが採用され、さらなる高剛性化を果たしました。 レスポンスにも磨きをかけ、スピードと精度のパフォーマンスの向上に寄与しています。また、このディンプルはコーンの表面を伝搬する定在波を拡散させる効果もあります。 |
DCM(Damped Concentric Mode)
テクノロジー |
Brozne-6Gで初登場となったDCM(Damped Concentric Mode)テクノロジー。FEA(有限要素解析)モデリングによって、コーンとエッジの接合面の形状を最適化。ダイアフラムの振幅に対するダンピング特性が著しく向上しました。さらに正確に“速く動き、速く止まる”。上位機種譲りのアキュレートなレスポンスに磨きをかけています。 |
Large Diameter Voice Coil – Silver100/200/C250 130mm Mid/Bass Driver | Silver50/200/C250-7Gの130mmドライバーのボイスコイル径は、6Gの25mmから28.5mmに拡大。大型化したボイスコイルによって、パワーハンドリングが増し、より大音量を引き出せるようになりました。 |
Large Diameter Voice Coil – Silver300/500/C250 130mm Mid/Bass Driver | Silver300/500/C250-7Gの76mmドライバーは、マグネットをフェライトから高い磁束密度を持ったネオジムにアップグレード。またボイスコイルも大型35mmのものを採用。この強力な動力によりミッドレンジの指向性とレスポンスが向上しています。加えて、Midドライバーの小型化を果たしたことで、Tw/Mid間のドライバーを近接させることにより、クロスオーバー付近の帯域において指向性の改善を実現しながら、非常にスムーズで歪みの少ないサウンドを実現します。 |
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HiVe II Bass Reflex Port
上位機種でも実績のあるHiVe II ポート。ピストルの砲身内を銃弾が通る際の動きと同じ効果を狙って設計されたオリジナル・バスレフ構造です。ポート内に刻まれた溝が放射される空気の乱流を減少させ、効果的に気流を加速。ポートノイズの減少と共に、低域の高速なレスポンスに貢献します。また、背面を壁面に近づけても大きくサウンドのバランスが崩れないチューニングも施され、設置のしやすさも大きな魅力です。 | ![]() |
NEW Out-Rigger Feet
Silver-7Gで新しく開発・採用されたアウト・トリガーフィート。ABS製でより強固な仕上がりとなり、高い制振性・安定性を獲得しました。スパイク取り外せるクレバーな2way設計で、スパイクを取るとカーペットやフロアに置く際も床を傷つけません。 設置する場所を選ばず、利便性にも配慮しています。 |
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